知財 商標 マーケティング ブランディング 【福井県】

こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。

知財の中で商標を解説します。ビジネスに応用できればと日々考えています。今回は福井県です。

知財 商標 マーケティング ブランディング 名産品 福井県

福井県でいろいろ調べてみました。僕にとりましては福井県の印象は琵琶湖の上にある県。雪が深い県。海が綺麗県の印象があります。実際に訪れたのですが原子力発電所があります。綺麗な海に。こればかりは如何ともし難い感じがします。電力の恩恵を僕たち現代人は受けている訳ですからね。

議員の青山繁晴氏が日本の原子力発電所の危険をユーチューブで伝えていました。原子力が危ないとかは僕わかりませんが、テロに合う可能性があるらしい。特に日本海側からテロで攻め込まれるとどうしようもないらしい。青山繁晴氏が指摘するまでは原子力発電所に警備がなかったも同然らしいです。いずれにせよ怖い話です。

福井県と言えば、恐竜博物館。僕らが小学校中学校の頃に恐竜といえば爬虫類が大きくなった生き物と習いました。しばらく前に大阪難波で恐竜展がありました。南海難波skyoです。僕興味があるから訪ねました。

な、なんと恐竜は爬虫類ではないらしい。僕、蛇とかヤモリとかの大きいのと思っていました。恐竜。それが、現在では鳥類らしいのです。

恐竜の写真の肌ツヤはまさしく爬虫類っぽくて何だか黒光りしてる感じがしていました。そ、それが南海難波のskyoの恐竜展では鳥の羽で恐竜の表面を覆っていました。

福井県の恐竜博物館でも恐竜=鳥類の確認ができました。しかし未だに恐竜が鳥とは想像もできませんでした。

福井県での名産品のひとつは越前カニでしょう。これ調べるといろいろあります。僕は大阪住みですからカニと言えば大阪難波のカニ道楽があります。

あの大看板にカニ道楽の商標は商標で成功した例です。かに道楽の真横にグリコの大きな看板があります。グリコも商標で成功した例です。グリコの元々の名前の由来はグリコーゲンのグリコとのこと。日本の子供にグリコーゲンを与えたい。で、飴にグリコーゲンを入れたら良いとの思いで会社名をグリコになったとのこと。

で、どうなるの

福井県のカニを調べてみました。

日本海で採れるカニは3種類あるらしいです。毎年解禁日は11月6日です。

  1. 本ずわいがに
  2. 大ずわいがに
  3. 紅ずわいがに

この中で福井県の越前カニは本ずわいかにのことです。

この3種類のかにの中で、

本ずわいかには味覚の王道と呼ばれているらしい。ここからがブランディングの話になるのです。

大ずわいかには日本ではあまりとれないらしい。主に輸入のずわいかにで味は劣るとされています。

紅ずわいかには他のかにに比べて安価に購入出来るとされています。

この3種類の優位性で本ずわいかにに軍配が上がる印象があります。まさにブランディングです。ここから続きがあります。本ずわいかには日本海で取れますが、採れる範囲は南は鳥取県から兵庫県、京都府、石川県、福井県です。

この本ずわいがには、福井県では越前カニ。隣の京都府や兵庫県、鳥取県では松葉ガニと呼ばれています。同じ本ずわいがにでも詳細に分かれています。

京都府の丹後半島

間人カニと呼ばれていて、カニの足には緑色のタグが付けられる。

兵庫県の津居山港

津居山カニと呼ばれていて、カニの足には青色のタグが付けられる。

石川県

加能カニは、名称を2006年に一般公募されたとのこと。石川県の加賀の加と能登半島の能をとって加能カニと命名したとあります。

福井県の越前港

越前カニと呼ばれていて、カニの足には黄色のタグが付けられる。

この中で、福井県の越前カニの優位性をどう表現しているか気になって調べてみました。他の県の本ずわいかにとの差異を調べたのです。

で、どうしたの

調べる前の僕の予想は、歴史上の有名な人がこの越前カニを食ったとか。有名な作家や書家や画家がこの越前カニを絶賛したとか。小説に出てきたとかのブランディングかなぁと考えていました。

するとですね、

それは皇室御用達。いろいろ調べると本ずわいかにの中で越前カニだけが皇室御用達らしいのです。

で、どうするの

昔の人も今僕たちもブランディングには相当苦労していると思います。本ずわいかにのことを調べるだけでもその苦労の跡が見えます。

いかに他と区別化するか。いかに他と差異をつけるか。

まとめ

福井県の名産品を調べてみました。恐竜から始まり、原子力発電所に寄り道し、カニで終わりました。しかし福井県には他にも名産品が多くあります。永平寺なんてその最でしょう。

坊主の中でも永平寺で修行したとのブランディングで他の坊主との差異を出すのでしょう。修行する場所でのブランディングです。今で言う処の学歴的な。。。

しかしブランディングだけを目的とするなら永平寺での修行は厳しすぎます。You Tubeにその修業の様子がアップされています。修行僧は修行をするために永平寺を選んだ。修行した。

そして、誰かに紹介されるときにこのお坊さんは永平寺で修行されたのですよと。結果的に永平寺がブランディングになったというのが正解なのでしょうね。

内部リンク 全国47都道府県名産品