知財 商標 マーケティング ブランディング【四国お遍路。ブランディング相当考えてる。江戸時代の町おこし。今より凄い。弘法大師出て来過ぎ】

どうされましたか

商標の具体的な事例について知りたい。四国お遍路、プロデューサーはどんなヤツやろなぁ。

こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。

知財である商標を考察してみます。今回も弘法大師。平成、令和の時代になり過疎化が進んで町おこし。同じことを江戸時代に行った。

知財 商標 マーケティング ブランディング 四国お遍路

四国の88ヶ所のお寺を廻る。霊場とも表現されるようですね。起源は江戸時代。1603年 – 1868年という事は今から400年前。空海つまり弘法大師が四国88ヶ所を廻って修行した。で同じ88ヶ所の霊場を廻るとご利益として願いが叶うとか。

自分探しの旅だとか

88ヶ所廻ることにより厄が落ちるとか。お遍路さんの総距離は1122.2キロメートル。徒歩では50日掛かると言われています。1日約20キロメートル強ですね。昨今車では10日。公共交通機関では20日ぐらい掛かるようです。費用は徒歩で50日掛かるとして宿泊費用、食事、御朱印代合計して50万円。1日1万円の計算ですね。公共交通機関を利用すると交通費、宿泊費用、食事、御朱印代合計25万円で廻れるようです。

で、ここから考察です。

どのお寺も古い歴史があります。だいたい仏教が日本に入ってから1000年以上経ちますからね。また四国には相当多くのお寺、神社があります。ここまでは事実です。

ここから100%僕の想像です

江戸時代の出来事です。四国は四方が海に囲まれ自然豊かです。神社仏閣も豊富にある。しかし人が少ない。自然だけでは豊かになれない。現金がない。どうするか。町おこしをしようと機運が高まりました。この時代に町おこしの天才プロデューサーが出現しました。神社仏閣が豊富にあるなら、そのうちご利益のありそうな88ヶ所を選定しよう。

え、何で88ヶ所

それはね煩悩の数としよう。そしてその88ヶ所のお寺を全国の人に廻らせよう。プロデューサーは部下に四国中のお寺にこの趣旨を提案し、この提案に賛同するのであれば相当のお金をお寺に要求したと思うのです。で、88ヶ所のお寺集まった。お金も相当集まった。なんせ88ヶ所分ですからね。しかし単純に1000キロメートル以上もある四国を廻れと言うても廻らんで。

それならご利益付けようよ

そうやなぁ。ご利益どうしようか。そうや、弘法大師が廻ったことにしよう。今生きてないから何も証拠ないで。そやなぁ。それなら弘法大師が廻ったこととする。ご利益は適当に願いが叶う。厄除けも含むとしよう。

それええなぁ

で、最終的に全体の事業構想が出来た。書類に書く。先程88ヶ所廻って集めた大金を持って江戸に行く。そしてこの江戸時代の名プロデューサーは四国88ヶ所廻ることの名前を考えます。四国お遍路としよう。江戸で四国お遍路のパンフレットを作成。ガリ版刷りのかわら版ですね。それを江戸中に撒く。

こんな感じで四国お遍路が出来上がったと想像します

大きく外れてないように僕思います。なぜなら現実に全国から大金を掛けて四国に来ていることによります。逆に四国お遍路がなければ四国の現在の経済も成り立っていないとも考えます。

江戸時代に商標があるなら四国お遍路で出願でしょうね

お遍路だけでも良いように思います。88ヶ所巡業でも良いように思います。周辺の取れそうな商標は全部出願してみる。なぜなら豊富に資金が集まったから。それと特許出願と違って商標出願はそんなにお金がかからないのです。

で、どうなるの

弘法大師出て来過ぎ感あります。別のブログに書いた和歌山県の九度山にも出てきましたし兵庫県の再度山にも出てきました。まそれぐらい裏付けを取れない遠い名前を使うアイディアがあったのでしょう。逆に身近な人が何かをしてもご利益はありません。ありがた味がありません。

遠い存在の方がブランディング

すなわち他との差異が付けやすいのです。四国お遍路が全国に認知されました。

で、どうしたの

僕ならこの時代に商標があるのなら、事業を始める前に周辺商標を全部商標出願するでしょうね。商標になるならないの判断は特許庁など第三者なんですから。自分ではどうすることも出来ない。もし僕に出来ることがあるとするならあらゆる想定の商標出願でしょうね。

で、どうするの

ブログ読者が何か事業をする。または事業をしようとしている。認知活動をする。認知活動をしようとしている。これらの場合は周辺も含めて商標を意識してみてください。いくら周辺商標というても。安価で商標出願できると言うても。限度があるので出願するときはある程度絞り込むのが良い。その場合知財のプロの助言も含めて事業家目線で判断するのが最善手ではないか。

まとめ

江戸時代でも町おこしの事例があった。400年以上も続く大繁盛の町おこし。ホントにこの四国お遍路考えたプロデューサー天才やわぁ。弘法大師出て来すぎ。

内部リンク 弁理士山本英彦

外部リンク 商標検索サイト