知財 商標 マーケティング ブランディング 【検定試験 漢字検定 これ最近では最大の成功事例ではないか。京都の八坂神社の前に立派な建物ある】

どうされましたか

知財の応用例を教えてください。

こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。

知財の中で漢字検定を解説します。

知財 商標 マーケティング ブランディング 検定試験 漢字検定

清水寺から円山公園まで歩いてくる。いつもの定番。その間に坂本龍馬のお墓もある。少し寄り道ではあるけれども。このお墓の前でいつも思う。どんな人達がこのお墓を訪ねたのかなぁ。13歳の中学1年生のときから毎年12月31日の夜にこの道を歩く。

初詣

33歳まで続きました。この間当然紅白歌合戦は観てません。ま、興味もないですが。年末年始はいつもここでした。

数年前に円山公園の中の八坂神社にお参りしました。昼間です。四条河原町方面に歩こうと思い公園を出ました。何やら立派な建物発見。

漢字検定でした

漢字検定はてっきり国が主導して行ってたと思ってました。しかししかしこれぞそう思わせる処が最大のブランディングであると知りました。

ネットをググると松下電器社員であった大久保昇氏が1971年に脱サラして創業

ここで凄いのは文部省認定を取ったこと。で、国がバックについていることを最大に生かした営業がバカあたり。で、バカあたりの後ろにはいろいろあるようにも思います。調べたついでにお金の事件が発生と知りました。

2009年に理事長がおよびその息子が66億円のお金がうんぬんくんぬん

で、文部省認定取り消されている。文部省認定を得たあたりの1997年12月26日に漢字検定で商用登録されている。個人名ではなく公益財団法人の名前で取得されているのでここから本格的なブランディング開始やろね。抜群のセンスです。

で、どうなるの

ご存知のように漢字検定は一般に広く認知されている。京都の一等地に立派な建物まで建築できている。結果的には60億円以上のお金のことで創業者などが退任。しかし一時代を築いたことに違いありません。漢字検定は現在も存続しています。

で、どうしたの

僕の場合は、一般社団法人を設立し検定試験を実地し検定資格を認定する組織をつくりました。もう8年前の話です。今では小規模ながら継続されています。この組織の特徴はすべてweb上で試験がいつでも開催できるようにプログラムを組んだこと。認定資格はカードを発行するとしたこと。

反省点は認定資格を得てその後の展開を未構築のまま、組織ごと第三者に譲渡したことです

もし、まだこの組織が僕の手にあれば認定資格を得た後の仕事なりを構築していたでしょう。そしてこの資格の有用性をもっと広めるようにしたと考えます。この結果資格取得者が今以上に増えたでしょう。

結局僕は3社の一般社団法人を設立しました

ブランディングに成功したのは1社のみです。ここ難しい処ですね。このブランディングに書籍を最大限使いました。広告はwebに特化しました。

webとリアルの出版物。この融合が上手くいった理由だと観察分析できました。しかし僕が経営するのは無理があったので現在は第三者に譲渡しました。機嫌よく経営されているようです。

で、どうするの

もし今から認定資格事業を始めようと思われるのなら、組織体は一般社団法人が良いのではないかと思います。理由は、株式会社だと会社法上営利を目的とするとありますのでお金の匂いがぷんぷんします。NPOだと如何にも非営利団体ですとうたってる感があります。

で、中間のイメージの一般社団法人ではどうでしょう

定款さえ配慮すれば議決権は代表理事の如何ともなります。許認可の必要もなく法務局で登記するだけです。司法書士の先生か行政書士の先生に書類作成してもらったらすぐに設立できます。

資本金も必要ありません

資本金ゼロ円で登記出来るのです。登記費用は必要ですが。ご自分でも法務局に行き、書類を提出すれば登記できます。

ご参考までに僕事業組合経営しています

事業組合は許認可が必要なので認可されるまでに相当の時間と手間がかかります。書類の枚数も莫大です。僕の経験で事業組合の設立は短くても1年間は覚悟しなくてはなりません。段取りしても許認可されない場合もあります。この部分がリスクです。許認可された後、法務局で登記必要です。ここの部分は一般社団法人や株式会社と同じです。つまり事業組合は登記する前に時間と手間とお金が余分に必要であります。

まとめ

漢字検定。日本中が欲してた認定資格かもしれません。これを発見した創業者の大久保さんの鋭い感性に脱帽です。

見つけようとしても見つからない

僕がいつも意識している観察を普通にしても見つからない。見つけることができない。大久保さんは芸術家的な感性をお持ちのような気がします。これが才能なんですね。

ここを才能と言い切るのは才能のないものは辛く感じます

僕の主張は才能がなくても市場の観察さえしておけば何か見つけることが出来る。その見つけたもので事業化出来る。最低限食うことが出来る。僕はこれで会社経営して飯食ってます。

しかし見つけるにも芸術家以上の感性が必要となれば、才能がないものは浮かばれません。しかし漢字検定ぐらいのバカあたりを狙わなければ十分に市場の観察だけで飯食えますよ。