どうされましたか
商標の具体例を知りたい。
こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。
知財の中で商標を解説します。47都道府県の名産品を調べてみます。
知財 商標 マーケティング ブランディング 名産品 岩手県
岩手県には縁が少しあります。通過と盛岡駅で冬の夜に雪だるまを5日連続で作り続けたことあります。先のブログにも書きました。青森で遊ぼうと思いました。宿は野宿。真冬。凍死しそうになりました。で、一緒に行った友人のバスケ君が列車の時刻表オタクでしたので時刻表を見て、青森駅から夜中に盛岡駅で30分ぐらい待って青森駅に引き返すと言う技を編み出しました。これで夜中の殆どは列車の中。朝目が覚めると青森駅到着でした。夜中の盛岡駅では寒すぎるので毎日雪だるまつくって寒さを凌いでしました。
別のご縁はですね
東日本大震災がありました。建物には火災保険と地震保険があります。火災保険では地震には対応していないのです。地震による火災にも対応していないのです。地震による津波にも対応していない。対応しているのは地震保険だけなのです。で、あまりにも地震による被害が大きすぎたので建築物の被害の状況をジャッジする人達が足りなくなりました。で、ご縁あがりまして僕そのジャッジする役目しました。専門用語でアジャスターとか保険鑑定人とか言うみたいです。現地に行きますとある程度落ち着いていました。落ち着いていないのは保険会社の現地対策室でした。皆が忙しそうにばたばたしてました。なんか仕事してる感ありました。仲間2人を誘って東日本に入りました。新幹線もホテルも保険会社が用意してくれました。まだ現地の交通は公共のものは止まってました。あの頃知り合った皆は元気にされておられることを祈ります。現地は皆良い人ばかりでした。鑑定に行っているのに親切にしてもらいました。頭が下がります。結局僕は1週間ぐらい現地にいました。
岩手県名産品調べました。お土産のランキングです。
- 位タルトタタンのミルクまんじゅう
- 位長登屋の前澤牛肉味噌
- 位竹房の黒もち
商標も調べてみました。すべてに商品名では商標登録はありませんでした。しかしさすがに1位とっているタルトタタンの屋号では商標登録されていました。2005年11月21日に商標出願で2006年9月15日に商標登録。同名であの花王が商標登録しています。これは2009年7月28日商標出願で2010年4月2日に商標登録です。同名ですが花王は区分に石鹸類、化粧品で登録されていました。
で、どうなるの
タルトタタンの○○と言うブランドで今後商品を開発されるのでしょうね。良く考えられていると感じました。すべてに生産者や販売者の名前で商品を生産または販売する。これなら例えばタルトタタンのたこ焼きとかタルトタタンのお好み焼きとかで他の商品との差異を付けることが出来ますね。シャネルっぽい感じです。シャネルの鞄とかシャネルの服とか。シャネルの香水とか。すべてにシャネルです。これは今後使えそうです。しかしタルトタタンにまで名前を有名にするのが一大難儀ですね。元々シャネルも創業者の名前。これを世界的に有名にしたのはシャネルですからね。
で、どうしたの
別のサイトでもランキング調べてみました。ネット通販の売上ランキングです。
- 位 遠藤麦酒 IBUKI
- 位 元祖ジャンボ焼き鳥ともつ鍋セット 盛岡競馬場グルメ
- 位 三陸・宮古の真いかぶっかけ丼セット
これらも商標調べてみました。悲しいかなすべてに商標登録ありませんでした。商品名だけではなく会社名、屋号、例えば盛岡競馬場グルメなんて名前も商標登録ありませんでした。
別のサイトも調べてみました。ご当地グルメです。
- 位 盛岡じゃじゃめん
- 位 わんこそば
- 位 いくらそば
2位のわんこそばは商標登録ありました。意外に商標登録ってされてないのですね。誰でも知っているわんこそばですが、商標出願は1982年3月15日で商標登録はなんとその10年後の1992年9月30日とあります。しかし商標登録されているのは花巻わんこそばです。この10年に何かあったのでしょう。おそらく商標登録になるならないで裁判したのかもしれませんね。10年ですから最高裁までいったのかもしれません。想像でしかありませんが。
で、どうするの
わんこそばは普通名詞化されているのでしょう。興味があったので少し深めに調べてみました。わんこそばでは400年前にこの食べ方が広まった説ありました。古くからある習慣やものごとは商標登録になりにくいみたいです。古くからある習慣やものごとは他との差異をつけるために地名や屋号を冠にする場合があるようです。
まとめ
意外に商標登録ってされてないのですね。この企画をして改めて発見がありました。何だかせっかく1位とか取っているのに危うい感じがしました。
内部リンク 全国47都道府県名産品