知財 商標 意匠 ブランディング マーケティング【四柱推命 占いって知財的にも完璧ですね。商標、意匠、それと背景のストーリーも素敵です。マーケティング、ブランディングの要素が満載です。誰がプロデュースしたのでしょう。不思議です】

どうされましたか

占いって知財になるの。

こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。

知財の中で占いを解説します。例として四柱推命。

知財 商標 意匠 ブランディング マーケティング 四柱推命

四柱推命について調べてみました僕。四柱推命は中国で生まれた過去、現在、未来を予見する運命学のひとつで陰陽五行説をもとに生まれたとされています。それに人間が生まれながらにして持っている能力や性格、可能性を理解して、その人の努力や経験で変わるであろう後天的な運命までも的確に予見することが出来る占いだそうです。

どうやら占いは東洋占星術と西洋占星術があるようです

星と言う字は日に生まれると書く。東洋占星術も西洋占星術も星に支配されるとのこと。漢字ってうまく表現されてますね。つまり生まれた日に支配されるとのこと。

で、四柱推命の意味なのですが

ここからがまた凄い。生まれた日を年、月、日、時間の4つの柱として年柱、月柱、日柱、時柱として占う運命学とされています。

知財的にみて、マーケティング、ブランディングの論点からみても完璧にブランディングされていますね

物語も言うことない。マーケティングとしては世の不安を感じ取り占いで不安を解消すると言う位置なのでしょう。問題を解決する処にビジネスは成り立ちますからね。ここからがもっと凄くて四柱推命は4つの柱の内最後の時刻まで設定しているとあります。

実際に生まれた時刻まで正確に知る人は少ないので時柱まで出さなくても占えるとしています

これで被占い人を増やしているのですね。

この生まれた日に干支を示します。

干支もストーリーがあります。

10種類ある十干

甲、乙、丙、丁、戊、庚、巳、辛、壬、癸

この中から5つを選択しています。

12種類ある十二支

子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥

ゆえに12かける5で60種類となります。

で、どうなるの

四柱推命ができた背景のストーリーも完璧です。干支の組み合わせも上手くできています。また、干支の名称呼び名も良く出来ています。それぞれの意味もあります。人生は60年で1周するとの仮説も良く出来ています。

未来は誰にも分からないから不安になる

この不安を解消するのが占いとするならマーケティング完璧です。ブランディングとしては、四柱推命は中国で生まれた過去、現在、未来を予見する運命学のひとつで陰陽五行説から来ているとしているところが奥深い。何やら権威性を保っているような印象です。

それと四柱推命として4つの柱としている処も物語としてはよく出来ていると思います。生まれた日を年、月、日、時間の4つの柱として年柱、月柱、日柱、時柱として占う運命学と言い切っている処も権威性を感じます。

もっと凄いのは被占い者、つまりお客さんの確保です

誰もが生まれた生年月日は知っていると思います。出生届にもありますし。誕生日も親に教えてもらいます。子供から大人になる過程においていろいろな書類に生年月日記載する欄あります。

しかし生まれた時刻知っている人少ない

僕も母に聞いてみたのですが、何となく午後のような気がするとの答え。産んだ本人がなんとなく午後と言うぐらいですからね。

深く聞くとあんた産むことに精一杯やったから時刻なんか覚えてないわぁと返されました

四柱推命と言いながら、生まれた時刻は分からなくても占えるとしています。四柱推命で一番凄いのはここの部分ではないかとも思います。お客さんを増やす為にね。

で、どうしたの

僕がこの時代に生まれたら、または今から占いを創作するとするなら、まずは商標と意匠登録を意識して全体を組み立てます。上記の場合でしたら、

10種類ある十干と

甲、乙、丙、丁、戊、庚、巳、辛、壬、癸

12種類ある十二支

子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥

をまず商標登録します。で、漢字はおそらく意匠登録出来ないでしょうが、出来ると仮定するなら同時に意匠登録もします。そしてこの組み合わせた結果の60種類も商標と意匠登録します。

これで権利が守られます。おっとひとつ肝心なの忘れていました。

占いの名称です

この場合でしたら四柱推命ですね。これも商標登録必須です。

で、今どきなら一般社団法人なんかを立ち上げてこの権利の管理をします

フランチャイズ的な、フランチャイジーとフランチャイザー的な。株式会社にしないで社団法人にするのはお金儲けの匂いを消す為です。

で、どうするの

何か新しい占いやビジネスを考えるのなら最初に意匠と商標を意識してくださいね。それと当然ですが売り方。ものを売るのは金の匂いがします。その匂いの消し方もあるように思います。

例として

占いの先生。踊りの先生。お茶の先生。お華の先生。お習字の先生。皆お金の匂いしないでしょう。これらを参考にしてください。

まとめ

知財の側面から四柱推命を観察してみました。よく出来ています。四柱推命がこれだけ流行るということは占いの内容も良いのでしょう。素晴らしい知財だと感じました。

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