知財 商標 マーケティング ブランディング 【検定試験 東京シティ検定 深いブランディングしてる。本気度満点。4段のブランディング。大阪検定とは趣旨や目的が違う】

どうされましたか

知財の応用例を教えてください。

こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。

知財の中で東京シティガイド検定を解説します。合格後の仕事まである。

知財 商標 マーケティング ブランディング 検定試験 東京シティガイド検定

僕大阪住みやから東京のことあまり知りません。2005年ぐらいに東京に1年住んでたことあります。神田にいました。小さなワンルームマンションでした。神田は食べ物が豊富で、立ち食い寿司とか。天ぷらとか。有名店がいろいろありました。近所に広島焼きありました。東京のお寿司屋さんは味噌汁なんですね。大阪では赤だし。この違いはどこから来るのでしょう。

外国人多いし、観光都市ですね

昨今大阪でも観光都市言われてますが、東京は何だか街ごと観光都市な感じです。関西圏でも京都奈良は観光というイメージありますけれども。実際に住んでみるまでは東京といえば仕事で行くイメージでした。

で、ネットで東京検定とググりました

東京シティガイド検定がヒットしました。webページを見ると何だか本気度満点な感じです。まずは、主催が公益財団法人東京観光財団です。何だか公な感じがします。調べるとバックに東京都からの出資がありました。東京商工会議所もありました。理事長を調べると元資生堂の社長の前田新造さんでした。何だか色気あります。

特出すべきは、合格したあとにボランティアガイドの仕事があるとのこと

観光業界に就職を考えている学生も取り込んでいます。このボランティアガイドの仕事はNPO法人東京シティガイドクラブが行っています。

まさに2段、3段構えのブランディングですね

まず、1段目は東京シティガイド。これだけでは何か分かりません。で、2段目は主催者として公益財団法人東京観光財団の名前が出てくる。そして3段目として代表職に元資生堂の社長が就任している。これだけで、何やら信頼おけそうです。

資生堂ですから

資生堂のブランドイメージそのママ受け継いでいる感じです。

で、どうなるの

で、最後の仕上げにNPO法人東京シティガイドクラブでボランティアの仕事。このNPO法人の趣旨がまた良い感じです。

東京シティガイド検定の合格者の会としています

これで4段目のブランディングですね。さすがに東京です。奥が深すぎる。物語が良すぎる。ここまでするかというぐらい練られていますね。それと、商標調べました。2003年10月17日に商標出願されています。商標登録は2004年11月19日となっています。

東京シティガイド検定の第一回目は2003年11月に実施されているとのことですから、出願してから第一回の検定試験が行われたのでしょう。

で、どうしたの

すべてに完璧です。ブランディングも第4段まであります。東京シティガイド検定試験合格後の仕事も用意しています。仕事以上にwebページ見る限りに置いて、何だか楽しそうな感じがします。観光に来られた人たちとの交流も良さげです。

で、一つだけ気になる処がありました。商標調べて気が付いたのですが、商標登録を東京シティガイド検定でしていることです。もし僕がこの時の判断する立場なら絶対、東京検定としています。なぜなら限りなく普通名詞に近い固有名詞でしょう。ゆえに東京検定なら浸透しやすいと思うのです。東京シティガイド検定なら一度聞いても忘れられることありそうです。

弁理士の山本英彦先生に聞きました

大阪検定と商標取れたのは相当な奇跡的なことらしい。普通は大阪検定では商標取れないと判断するとのこと。同じ理由で東京検定では商標取れないのではないかとの見解がありました。商標取れない理由はまた別のブログで記載ますね。

で、どうするの

商標を出願するときに僕はいつもこだわるのは、如何にも普通名詞っぽい固有名詞です。理由は皆が覚えやすい。もうすでに覚えてる。忘れにくい。昔からあるような感じがする。これがすなわち信頼に繋がるブランディングになりえる可能性がある。なぜなら昔からあるような名前であるから。この昔からある感ってなかなか名付けるの難しいのです。ましてや商標に値するぐらいの固有名詞は難しいのです。

商標出願はで普通名詞っぽい固有名詞にすべきです。

まとめ

東京シティガイド検定、お見事です。ブランディングが第4段までありました。合格者にはボランティアの仕事まで用意している。そして何だか楽しそうな印象があります。東京シティガイド検定考えた人、相当のプロデューサーですね。感心します。僕も見習う処ばかりです。

しかし名前をなぜ、東京シティガイド検定にしたのかは疑問が残ります。東京観光財団では商標登録ありませんでした。東京シティガイドクラブでは2007年11月14日に商標出願。2008年12月26日に商標登録されています。

大阪検定とは趣旨や目的が違います

どちらも素敵です。大阪検定はどちらかと言うと、検定資格取ることを目的化している感じがします。東京シティガイド検定は資格取得したあとにまだまだ楽しみを用意しています。観光業界への就職を考えている学生も取り込んでいるように見受けられます。

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