どうされましたか
ブランディングの例。どこの誰が。
こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。
ブランディングの定義はどこの誰がとしています。ここらへんのお話を少し。
知財 商標 マーケティング ブランディング どこの誰が
僕のブランディングの定義はどこの誰がです。
先のブログに書いた木材の需要を探しているときに見つけたトラックのボディは木材で構成されている。で、トラック屋さんに木材を販売して上手くいった話書きました。詳細は先のブログを読んでもらうとしてなぜうまく行ったかを僕検証できます。
誰がどう考えてもまるで知らないヤツがいきなり会社に現れて、木材買えと言われても買ってくれるはずはないでしょう。ここも相当考えました。
まずは、パンフレット作成しました。写真入りの
僕がトラックのボディは木材で構成されていることを発見して感激したそのママを写真に撮りました。如何にトラックは木材で出来ているか。外部からは見えませんからね。
で、ここ嘘でもないのですが、言うたもん勝ちみたいなんですが。
トラック専門の木材を販売していますとしました
いろいろ木材販売してて、その一部にトラック用の木材販売してますとはしませんでした。あくまで、トラック用の木材を専門で販売しています。
何せこの頃僕学生でしたから
正確に言うとトラック用の木材専門どころか、木材を販売したことないのですからね。と言うより仕事したことないのですから。ま、このレベルのブランディングでもブランディングした甲斐があって木材売れました。
で、具体的な告知活動
大阪南港にトラック協会の大元見つけました。このトラック協会が発行している月刊誌がありました。今は知りません。ここやなぁと勝手に思い僕訪ねました。事情を説明し、広告掲載しました。しかしトラック屋がこの月刊誌読んでるとは思いません。それぐらいマイナーな雑誌に見えました。
先のパンフレットを僕の車にいつも積んでいました
同時にその頃今のNTT電電公社の職業別電話番号帳なんてありました。どうやら職種別に記載してあります。ここの項目見ると自動車整備の部門でな、何と具合が良いことに大型トラック部門がありました。で、掲載件数を調べると大阪府下で140社ありました。すべて訪ねました。パンフレットを置いてきました。
で、どうなるの
次の日から電話鳴りました。後は電話来る。要件を聞いて納品する。集金する。これはルーティンですから僕の仕事とはしませんでした。僕以外の人がすべきでしょう。
この場合のどこの誰がは、トラック用専門の木材の会社って言う位置づけです。そんな会社他になかったのですぐにブランディングは成功しました。
で、どうしたの
ここでまた別のこと考えていました。なぜ僕は大手のトラックメーカーに販売しなかったのか。例えば日産UDとか。日野トラックとか。三菱自動車とか。これも簡単な理由です。大手に納品するとおそらくびっくりするぐらい量は買ってくれると思うのです。しかし単価が安すぎるのです。この単価も調べました。
それこそ、材木屋さんが建築屋さんに木材販売するのと同じような単価になります。で、大手に販売しませんでした。どのぐらいの単価かって言うと例えばトラック満載に木材を積載して納品しても利益どころかその運賃分ぐらいの粗利益です。
で、どうするの
何か世に出したい。何か販売したいと考えるなら。商品を考える。サービスを考える。これ大切です。もっと大切と思うのがブランディングだと思うのです。
どこの誰がその商品を販売しているのか
どこの誰がそのサービスを扱ってるのか。ここを練るのが面白いですよ。逆にここを練らないとモノは売れないように思うのです。
この目線でテレビ通販を見ているとどこの誰かがひと目で分かりますよ
適当な芸能人連れてきて、この芸能人も使ってる商品とか。天皇陛下御用達の和菓子とか。〇〇大学教授の推薦する〇〇サプリとか。この道30年の職人がつくった革製のバックとか。このお寺は聖徳太子が建造したとか。先祖は戦国武将とかね。
皆どこの誰がを想定しています。これも観察で知り得ました。
まとめ
あ、僕今あほなこと思い出しました。いろいろな人と出会う中で先祖語るヤツいます。僕の観察では先祖語るのは素敵ですが、今の話しているのに先祖語るヤツは殆ど今イケてないヤツです。
知財を考えるのも素敵ですが、
どこの誰がを考えることによって事業に成り得るように思うのです。しかしこのどこの誰がは知財にはなりませんね。一番ビジネスには直結するのにね。
内部リンク 具体例
内部リンク 弁理士山本英彦
内部リンク 知財マーケティング ブランディング 目的があっての市場調査
内部リンク 知財マーケティング ブランディング 目的がなくての市場調査