特許申請【特許申請しても特許取得出来てもビジネスにならかければ意味がない】

どうされましたか

特許申請したがビジネスにならない。

こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。

特許申請をした後、どうビジネスに活かすかに付いて解説します。守りの特許、攻めの特許。

特許申請してもビジネスにはならなければ意味がない

残念なことを最初にお伝えします。僕の観察した限り特許など知的財産をそのままビジネスにしている人を僕は知りません。殆どの特許は守りの為にあると認識されています。自社の技術を守るために権利化する。自社の技術を真似されるのを防ぐ為に特許申請する。これら特許や商標の権利を知的財産と表現します。略して知財。

当たり前ですが、音楽であれ絵画であれ多くの人に聞いてもらって観てもらってこそその素晴らしさが伝わります。元々素晴らしくない音楽や絵画は聞いてもらっても観てもらっても素晴らしさは伝わりません。なぜなら愚作であるから。

ま、愚作であるかどうかも多くの人に聞いてもらって観てもらわないと判断できません。これ当たり前ですが。ならば知財も同じように多くの人にその発明などを観てもらわないと良いか否かは判断つかないと思うのです。

いずれにせよ素晴らしいか否かの判断はいつもいつの時代も第三者なんです。当事者ではありません。発明者でも出願者でもありません。

守りの特許

ここからが僕の観察なのですが、よくテレビでは街の発明親父が如何にも豊かでない自宅などで発明品を展示しています。発明品を身につけている発明親父もいます。見るからに豊かでない。

彼らは何か質問されるとこれは企業秘密ですからとか言うて詳細を見せません。見ても明らかに重要でないこと一見です。

いつも自分だけが得をしたい豊かになりたい。自分だけの利益や権利と言う発想であるから企業秘密でこれらは見せることが出来ませんと観察できるのです。

攻めの特許

逆に僕なら権利を取って知財としてすべてオープンにするのが善手と思うのです。せっかくテレビという媒体に出演する機会を与えられたのですから非常にもったいない。

テレビを観た人がビジネスになると判断するとおそらく連絡を取り、事業としてスタートするように思うのです。

で多くの人に見てもらい、使ってもらいその知財の有効性や素晴らしさを認識されて始めて事業になり得るのです。しかし知財の世界ではこのような攻めの発想をする人は少数派のようです。

僕は知財を攻めに使い事業にしています。詳細は別のブログを参考にしてもらうとして話を続けます。

で、どうなるの

特許、商標などの知財は守りに使うより攻めに使うのが善手ではないか。守りに使うのは否定しないが特許を直接ビジネスにし得ないのではないか。

特にメーカーでもない。販売者でもない個人や法人が特許や商標でビジネスにはなり得ないのではないかと思うのです。

特許や商標などの出願をする個人や法人はその知財を必要とする企業などに知財使用料や知財を売り渡すことを目的にしていることも感じられます。

しかし現実には特許申請して権利化されてもビジネスにはなり得ない。ぶっちゃけて言うとお金にならない。一銭にもならない。

で、どうしたの

僕の場合は権利化したらすぐに。または出願したらすぐに。これらの知財を必要とするであろう企業にプレゼンに行きました。ビジネスになりました。または出願する前に権利化する前に信頼出来るであろう企業に話を聞いてもらいました。

するとね。な、なんと特許出願費用まで出してくださいました。企業は紳士的でした。さすがやなぁと思いました。ま、すべての企業ではないでしょうが。

別の発明ではたまたま起業アイディア公募の日本経済新聞の記事を見つけました。応募しました。大賞取れました。複数の企業が試作をしてくださいました。同じ発明で別の賞も取れました。

で、どうするの

もしブログ読者が何か発明してその発明をビジネスにしたいのならまずは権利化することです。出願だけでも良いのです。詳細はこの段階では必要ないのです。

で、すぐにそれらを必要とされるであろ企業に連絡を取るのです。

昨今なら企業ページにメールアドレスとか連絡先が記載されています。そこに送るのです。送りまくるのです。

その発明が企業に取って必要なら必ず連絡あります。僕もありました。それもいろいろ複数。偶然やまぐれではありません。

まとめ

何か思いついてその発明で事業をしたいとかお金にしたいとか思うなら、先ずは権利化することです。

権利化と言うても出願だけでも良いのです。最低限の出願で良いのです。出願した日付が重要ですからね。日本は先出願の国ですから。

内部リンク 弁理士山本英彦